死への2つのアプローチ

今回はかなりブラックな内容なので、読む人は覚悟してください。

もしかしたら、気分を害する可能性もあるのでそれを覚悟で読んでください。

苦情は受け付けませんが、たぶん今回のブログは、知らない人にはかなり役立つ内容です。

僕の勉強の目的と意味

前回の記事で「勉強大変だ!」という話をしましたが、僕が現在勉強しているのは「介護・看護」と「分子栄養学」です。この2つを同時進行で学んでいます。

なぜ、この2つなのか?理由は、

分子栄養学を勉強しているのは「健康に長生きするため」

介護・看護は「健康に長生きできなかったときに備えるため」

世の中なんでも100%はありません。

ものすごく健康に気遣っていても、病気になる時はなります。(可能性は低くなるとは思いますが)

「俺は健康な生活をしている!」と思っていても、健康面以外で対策していなければ、何かあったときに後悔します。

つまり、介護・看護系の勉強は、僕にとってある意味「保険」です。

自分が健康になるための実験で、失敗して病気になったり、不運な事故や天災などで、どうしようもなくなった時の「保険」です。

何かあったときに、いつでも切り替え可能なように準備しておくためです。

僕の場合、生命保険とか火災保険とか”お金で安心を得る保険”よりも、どうせお金を出すなら、”自らの知識への投資(保険)”に使う方がよっぽど有用だと思っています。

知識への保険の良いところは、自分だけではなく(今回のブログ記事のように)自分の周りのひとにもシェアして助けられるかもしれない。と言う点です。

友達や家族が困っていて助けてほしいと思っているときに、自分が無力だと、たぶん後悔するだろうと感じているからです。

そういう意味で、今勉強していることは、とても学びが多く、個人的には、世の中の全ての人に、この勉強をしてほしいと思っているくらいです。

ちなみに、僕はオーストラリアで介護士の資格を取りました。ファーストエイドや救急救命の講習も受けています。なので病院、ホームケアや介護施設で働くことができます。

そして多くの人は、この資格をとって働き始めますが、この資格はどちらかというと体力面でのケアについて学びます。

そして次の段階があります。それが現在僕が学んでいる、精神面でのケアをする介護士です。

前置き長くなりましたが、この前、勉強して「これいいな」と思ったことがあるので、それを話します。

死ぬ前にやっておきべきこと

法律関係者には常識ですし、一般の人も知っている人も少なくはないかなとも思いますが、

「遺書」に関することです。

英語で「Will」と言いますが、自分が死んだ後に「あれやっといてね、お金はこう使ってね」と自分の意思を残しておくものです。

遺産があったり、家を持っている人は絶対必要です。

、、、で多くの人は、Willしか書きません

どうせなら、遺書のついでにあと2つ。残しておきましょう。

というのが今回の趣旨で、これを知っているか知らないかで、人生が大きく変わるかもしれません。(周りの人の人生含)

なので今回のブログを読んでいる人はラッキーです。

遺書の他に書いておくもの 一つ目

「Enduring Power of Attorrey」「Enduring Guardianship」というのがあります。

絶対忘れないでください。

*一応法律関係なので、詳しくは専門の人に聞いてくださいね。

Enduring Power of Attorrey(EPA)とは、遺産の後継人のこと。

「遺書と一緒じゃないの?」と思うかもしれませんが、

これは、死んだ後ではなく、自分が「生きていても判断能力が無くなったとき」に効力を発揮するものです。

*ちなみに僕は最初間違えましたが、「Attorrey」とは弁護士という意味ではなく、「委任を受けた者」という意味です。

Attorrey(委任を受ける者)⇔Principal(委任者)となります。

どういうことかと言うと、「事故で植物人間になった。病気で認知症になった」などです。

遺書は死んだ後に効力を発揮するので、例えば、死んだ後に子供に遺産をあげようと思っていたとします。

植物人間になった自分が手術して成功するために1000万円必要だと言われて、その子供がお金を用意できないけど、あなたは遺産で1000万円ある場合、そのお金を子供は使うことができません。

なぜなら、そのお金は植物状態のあなたにしか管理できないからです。

となると、助かる命も助けられないかもしれません。

でもEPAを書いておいて、自分が判断不能になったときに子供に遺産の権利を譲ると書いてあれば、手術代金をすぐに支払えます。

元気な今のうちにやるべきこと(年齢制限なし) 二つ目

もう一つ、似たものに、Enduring Guardianshipがあります。

これは、EPAに似ていますが、同じく判断ができなくなった状態において、治療の判断を任せるというものです。

EPAは、自身がどのような治療や投薬を受けるか、またはどこの(医療)施設に入所するかなどに関する判断を、委任された者に委ねることはできませんが、

Enduring Guardianshipはこうした健康や生活面に関する判断を委任する際に作成されるもので、EPAと別に作成される必要があります。

つまり、自分が植物人間になったときの延命治療などの選択などを、事前に書き残しておくものです。

実際家族としては生きてほしいと願う場合が多いです。

しかし病気になったりして、治療もできず、一切体も動かせず、何も伝えることができず、、、なんて状況になった場合を想像すると、本人としては延命治療を望まないことが多いです。

または突然の事故含め、緊急時に自分で意思を伝えられない時に、代わりに判断してくれる人を委任できます。(もちろん相手の了承は得たうえです)

ということで遺書の他に、ついでにこの2つも忘れずに作っておきましょう。

家持っていたり、ある程度貯金がある人は、マストでやっといてください。やっていないと、税金やらなんやらで、面倒になります。

あと補足で、General Power of Attorneyという、これもまたEPAに似たものがありますが、これは今回の内容とはちょっとズレますので、詳しくはご自身で調べてください。

(注)本記事は法律情報の提供を目的として作成されており、法律アドバイスとして利用されるためのものではありません。

最後に、、、

介護・看護系で言うと、僕は普段、こんなことを学んでいます。

今回のようなシチュエーションにおいての患者やその家族、またその周りで働くスタッフへどのように接するのか、どのように問題解決していくのかを勉強しています。(解決策は一つではないので、毎回の授業は討論みたいになることもあります)

このような勉強もしておくと、健康分野とは違ったアプローチで、だれかの人生を救えるかもしれないと思い、両極端のアプローチができると「怖いものなし」かなとも思っている次第であります。

プチ・ブラック雑学

死ぬのに適した曜日があるのを知っていますか?

それは平日です。土日祝に死ぬと、コストが高くなります。できれば金曜日も避けるといいでしょう(って指定して都合よく死ねないですが)

以上、今回は介護系の裏話「死の保険」について話しました。

ただ僕がメインで学んでいるのは分子栄養学で、死ぬまで健康に生きるためです。

ちなみに僕が実際に知っている人で、現段階で「健康」と思う人はたった2人です(実際に本人の血液検査とか見ていないし、問診もしていないのではっきりとは言えませんけど)。*残念ながら僕はまだ含まれていません

そして、その他大勢は、全員なんらかの「病気・疾患(小さいもの含め)」を持っていると思われます。感覚的には1000人に1人くらいの割合で健康な人がいます。

それくらい「病気にならない」ということは難しいです。

今度は、分子栄養学の視点から見た話もいいかなと思ってます。結構スピリチュアル系の出来事も論理的に説明できることも多々あるので、とても面白いです。