シドニーは多国籍文化の都市でさまざまな人種がいます。
飲食店では、宗教やアレルギーなどで「あれ食べられない、これ食べられない」などの注文が多く、
常に頭をフル回転させて細心の注意を払って料理を作ります。
その中でも多いのが【ベジタリアン】
みなさんご存知「ベジタリアン」=肉を食べず野菜などを好んで食べる人
とざっくり認識しているでしょうが、ベジタリアンと言えど世界にはさまざまな種類のベジタリアンがいます。
ということで、ちょっと調べてみました。
~食品によるベジタリアンの種類~
「ビーガン(VEGAN)」
純粋菜食主義者です。
鳥獣の肉、卵、魚介類および、それらをもとに作られた物など(乳製品、ラード、ヘット、ゼラチン、鰹節・鰯・エビなどの出汁など)を食べない。
厳格なビーガンは蜂蜜なども含む動物性の食品も一切摂らず、動物性の薬品や化粧品は使用せず、
さらには、動物製品(皮革製品・シルク・ウール・真珠・珊瑚など)も身につけない人もいます。
「ダイエタリービーガン(DIETARY VEGAN)」
ビーガンの食事をするが、食用以外の動物の利用を必ずしも避けようとしない人
つまり、体の中には野菜系のみ取り入れるが、
ワニ皮のカバンを持っていたり、ミンクの毛皮のコートは着る人みたいな。
「ラクト・オボ・ベジタリアン(Lacto Ovo Vegetarian)」
肉・魚は食べないが乳製品や卵は取る人
「ラクト・ベジタリアン(LACTO VEGETARIAN)」
肉・魚は食べないが乳製品は取る人
「フルータリアン (FRUITARIAN)」
木の実(果物・ナッツ類、木になる野菜)以外は食べない。
植物を殺さない食品のみを食べること。(リンゴの実を収穫してもリンゴの木は死なないが、ニンジンは死んでしまうという考え)
「ノン・ミート・イーター(Non Meat Eater)」
肉は食べないが魚介類は取る人(マクロビオティックはこの辺を対象らしい)
「ペスクタリアン(PESCETARIAN)、ペスコ・ベジタリアン(Pesco Vegetarian)」
肉、卵、乳製品は食べないが、魚介類は取る。
「ポゥヨゥ・ベジタリアン(Pollo Vegetarian)」
肉の中でも鳥(鶏、七面鳥、アヒルなど)の肉は食べる。
「セミ・ベジタリアン(SEMI-VEGETARIAN)」
肉をなるべく食べないようにしている人。
上記の2つペスコとポゥヨゥはセミ・ベジタリアンという呼ばれ方もする
以上これだけでも、まあまあややこしいですが、
さらにあります。
~地域による分類~
「アジアン・ベジタリアン(Asian Vegetarian)」
肉類、卵は食べないが、魚介類、乳製品は食べる。
「インディアン・ベジタリアン(Indian Vegetarian)」
ヒンドゥー教に基づくインドの菜食主義者。多少の乳製品をとる。
「ストリクト・インディアン・ベジタリアン(Strict Indian Vegetarian)」
肉、魚介類、乳製品、根菜類も取らない
「チャイニーズ・ベジタリアン(Chinese Vegetarian)」
中国の菜食主義者。
肉類、魚介類、有精卵などの動物質食品と五葷(ごくん)をとらない、
“ごくん”とは、ネギ、にんにく、ニラ、らっきょう、あさつき(市場で出回っているあさつきとは違う、今はほとんど流通していない植物)など刺激の強い野菜類のことです。
「オリエンタル・ベジタリアン(Oriental Vegetarian)」
三厭五葷(さんえんごくん)を取らないベジタリアン (東洋のベジタリアン)
三厭とは肉・鳥・魚のこと。
「ウェスタン・ベジタリアン(Western Vegetarian)」
西洋の菜食主義者。 ラクト・オボ・ベジタリアンとほぼ同じ。
食品別だと10種類、地方別は6種類で全てあわせると16種類もあります。
サイトによっては、19種類、20種類もあると言っている人もいます。
気になる方は調べてみてください。
うーん、、、それにしてもややこしい、、、。