またもやCovid-19検査!

…今週も書く題材がないなあ…と思っていたところ、えらいことになった。

昨日(金曜日)の午後5時、自宅でうだうだしていたらうちのアパートの管理会社からのメールが。

タイトルが、

COVID Positive Case

 

 

 

え、

 

え、

 

うちの、アパートの、住人の、誰かが、

 

 

感染してしまったのか~~~~!!

 

オーマイガー!

さすがに、血が逆流した。

 

そういう話はシドニー界隈ではちょくちょく上がってきていて、ひどい場合だと、そのアパート全体がロックダウン(外出禁止)になることもある。

 

でも、うちのアパートは全部で40部屋ほどの小さな建物だし、ほとんどの住民は一人か二人暮しなので、まあローリスクだろうな、とたかをくくっていたのだが…。

 

ついにこの日が来てしまった。

 

うわ、どうするべ。

 

 

というか、やらねばならぬことはもう決まっている。

 

これは州の決まりで、こうなったらまずは即座に検査に行く。

 

それから結果が出るまでは自宅隔離をしなければいけない。これを守らず外出するのはもってのほかだし、下手すりゃ処罰の対象になる。

今回の場合、陰性という結果が出れば、晴れて自由の身となる。

(ちなみに、同居者といったいわゆる「濃厚接触者」の場合は、陰性結果が出ても14日間隔離しないといけない)

まずは仕事だ。次の出勤日は来週の火曜日なので助かった。これが今晩出勤、だったら絶対に行けないので代わりを頼まなくてはならないところだった。

とにかく検査をさっさと受けて、結果をより早く得たほうがその後の行動も早く済む。明日の朝イチで行くよりは今日中に行ったほうが!

幸い、ウチから歩いて5分ほどの場所に検査所がある。でも、もう5時じゃん…と思ったが、再確認したところその場所は夜の8時まで開いてるそうだ。

最近は感染者が出まくりで、オーストラリア全土からひんしゅくを買っているシドニーだが、検査だけは鬼のようにやっているので、これは助かった。

さっさと行くべ…と着の身着のままであたふたと検査所へ。

幸いほぼ待ち時間はゼロで、あっという間に鼻をグリグリされてサンプル接取完了!(ちなみに、これが3度めのPCR検査)

「結果は24-48時間で出るからね、それまでは自宅隔離だよ!」

と、防護服、マスクにフェイスシールドという出で立ちをした検査員に言われ、帰宅する。ちなみにオーストラリアでは検査は無料である。

実はその日は夜にオンラインミーティングがあったんだけど、オンラインだから感染させるわけないし、わざわざ話して相手を心配させてもしょうがないので素知らぬ顔で参加した。

そのあと、味覚をいちいち確認しつつ夕食を取り(うん、味覚があるから大丈夫!)、さっさと寝ることにした。

 

でも、寝れないよ~。

 

幸いこの何日かは夜勤に行っていたのでほぼ住民とは接触してないから、感染する率はかなり低い、はずだ。

でも、デルタ株ってあっという間に感染するんだよな~。

ウイルスがかなり長い時間空気に漂うんだよな~。

ランニングには行っていたから、ちょっと荒い息して空気吸ってた可能性あるよな~。

仕事行ってたから、同僚とも会って喋っていたよな~。

オレはワクチン接種済みだけど、だからといって重症化する可能性はゼロじゃないよな~。

 

…なんてことを考え始めると、

 

あれ、ちょっと喉が…

あれ、熱が出てきた?(ワイン飲んだからじゃ!)

あれ、筋肉痛?(走ったからじゃ!)

となってきて、ひたすらそこら辺のものに鼻を近づけ、クンクンする。

 

「よし、嗅覚は大丈夫だ」

…しかし、「病は気から」って本当だね。こんな事考えていたら、実際に体調悪くなったもん。

 

 

そんな寝苦しい夜を過ごし、翌朝。

 

「今日は一日中引きこもりか~」

 

いや、24時間で結果が来るという可能性はない。食料の備蓄は?

 

狭いアパートなので、普段は食料の備蓄はあまりない。幸い先日食料品を買っていたのでそれなりにストックはあるが、それでもパンを買ってなかったなあ、ビールもないなあ、という感じ。

念のため、食べるペース配分を考えようかな、と一応計画する。朝はとりあえず抜こう。どうせ家にいるんだし。

 

せっかく家にいるんだから、掃除したりして有意義に時間を使おうや、と思ったが、やっぱり何をやっても集中できないよ~。

 

(チキンなんですわ、要は)

 

なので動画を見たりしてダラダラとしつつ、チラチラとケータイに目をやる。

 

結果は、いつ来るのだろう?

  • 陽性の場合は、電話がかかってくる。
  • 陰性の場合は、SMSだ。

電話のベルが鳴ったら目の前がスーッと真っ暗になるんだろうなあ~、電話を取る手が震えて落っことしたりしないかな~、応答する声も震えて、どもったりしちゃうんだろうな~、などと要らん想像をたくましくしてしまう(止めなさいって)。

 

…で、予想よりも早く、午後1時にSMSが来た。

 

SMSということは陰性、と決まっているのだが、念には念を入れ、メッセージをあまり読みたくはないのだが読む。

 

NEGATIVE という、普段はあまり印象の悪い言葉がこれほどありがたく読めるとは、なんたるアイロニー。

は~、助かった(今回は)。

 

 

オレ個人としてはこれでとりあえず一件落着だけど、運悪く感染してしまったアパートの住民(もちろんプライバシーの問題があるので、誰かは非公表)が早く回復するといいな、と思うし、他の住民に感染が広がっていないことを切に祈る。

いや~、それにしても危ない、危ない。

 

ちょっとしばらくは家から出たくないなあ…。

 

皆さんもお気をつけて!!