「ネットの情報」と「本の情報」

先日ラジオの収録でDJのJUNさんと、
「ネットの情報」と「本の情報」という話題に。

※ケアンズFM89.1(ラジオ)にて毎週月曜日に放送されている「わくわく日本語ラジオ」の中の本トークというコーナーに参加させて頂いておりま~す(^_^)

ネットの情報って、
膨大な情報量の中からピピっとすれば
サッとその検索結果が現れるという・・・
あぁ~なんとも便利な代物でしょうか!

が、

「あ、その情報あそこにあったよね」
と再度調べてみると・・・

たまーに内容が変わっていたり、
はたまたサイト自体が消えていたり
「どこだったっけな」と迷宮入りしてしまったり・・・
そんなこともあるんですよね。

※特に最近はそういうこと多い。

一方「紙の本」。

まぁもちろん分母となる情報量は
ネットに比べると断然少ないですが、
それぞれの信頼性は高い気がするし、

「あ、あの本に書いてあったよね、
どのページだったかな・・・」と、
手にすれば確実に見つかる。

内容も簡単に変更・改ざん出来ないし、
もちろん削除することもできない。
(燃やしたり捨てたりすれば別ですが)

一度書かれると半永久的に
変わらず存在し続ける「紙の本」の情報。
結構責任背負ってる代物だよね!

そんな話をしていたら、
先日たまたま眺めていて印象的だった
「2058年から来た」という人のツイートのことを
思い出しました。

あるタスクのために
タイムトラベルしてきたという方なんですが、
2058年の日本を知っているということで、
フォロワーさんからの質問に答えておられたんですね。
本当に未来からやって来たのか?というのは置いといて
そのやりとりが非常に興味深いもので・・・

中でも特に印象に残ったのが
「これから起こる社会問題」を教えてほしいという質問への回答。

すると・・・

ネットしか記録されなかった記事がリンク切れし、
しかも紙媒体で記録されていない
2020年代の記録が喪失してしまう現象が起こるとの事。

それは「人類の記憶喪失」とも呼ばれ、
紙媒体が再評価されるきっかけになるのだそう。

ははー面白い!

そんな風に考えてなかったですが
確かにあり得ることですよね?

最近は特に色んな情報が飛び交っていて、
しかもプラットフォームによっては
特定の内容は検閲を受けることもあったりと
正しい情報を見極めるのが困難な
悲しいかな非常におかしな時代。

今日見た情報も明日は消えていたり、
数時間前に見た情報が変更されていたり、
結局ネット上の情報って書き直し出来るだけに、
どこまで信じていいのか?
と思うこともあってやはりそれがネック。

堂々と間違った情報を載せてあるものが多いし(汗)
こちらは逆に無責任な情報も溢れてるっていうのが
しっくりくるのかな?

ある出来事の記事が
ネット上から全て消されてしまったら・・・
「あれ?ホントは起こってなかったのかな?」
と思い、忘れ去ってしまうんじゃないかな??

そうやって人の記憶って
操作されていく危険性は大いにあるよね~

これが紙の場合・・・
1000冊あったとしたら、
1000冊全てを訂正したり抹消しない限り、
いくつかは確実に残っていく。

悪い人が何かを改ざんしようとしたって
善人が1冊どこかに隠していれば10年後か将来に
発見された時に「なんだこれは!」という展開になる(カモ?笑)

紙に情報を残すという利点のひとつは
こういう点なんだろうなぁ。

「紙」って一度インクで書いたら消せないから
結構誠実な波動を兼ね備えた物質なんだと思うんだよね。

しかしながら時代の流れで、
紙から電子へと変化しているワケで、
しかもその流れは大きなものだし、
どうあがいても簡単には「紙の本の大逆転!」
っていうのは起こるようには今は見えないけれど・・・

そんな中で、ねぇ?
全てを省いてエコることが、効率的にすることが
果たしてそれが本当に良いことなのかな?
と思うことは、正直最近増えてきた。

おそらく「紙の本」って、
もう既に電子とは比較できない、
別ランクのものに変化しつつあるのかもなぁと思う。
機械や電子に置き換えることのできない魅力。
そういった「なんかいい」点も紙の本の良さ。

本だけでなく、あらゆるものが電子化したり
目に見えないものへと変化していく現代において
形あるものは全て、何か特別な
貴重な存在になっていくのかもしれないよね。

そう考えると、
自分がやってる「紙の本」の本屋って
時代に逆行しながらも(笑)だからこそ!!
出来ることがあるのだろうし、
魅力があるし、面白味があるのかもしれないよね~

と思う今日この頃🎵