21キロのトレイルランを走破!自然の中を走るのは気持ちがいいぜ

こんにちは、今週は雨もあり、まだ一回も走っていないひで蔵です…雨も上がったようなのでこれから走りに行く予定ですが。

それにしても、はりぃさんすごいなあ…っていうか、マゾだよね。詳細は彼の投稿を読んでくださいな。

僕は…ただ走るだけでいいっすね、今のところは(また考えが変わるかもしれないけど)。

彼と張り合うわけではないけれど、、僕も先週の日曜日にトレイルランをやってきました。

Sydney Trail Series という大会で、シドニー郊外の野山を走るイベント。これは泥沼を泳いだり重いものを担いだりということもなく、ただ決められたコースを走るだけ…です。一番短い距離は10キロなので、それなりに走れる人なら参加できるのでは。

普通の舗道を走るランニングと比べ、トレイルランのいいところは、やはり自然の中を走れることですかね。都会の喧騒を離れて走るのはメンタル的にもいい影響を与えそうだし、実際癒やされます。

でもやはり普通のランと比べるときつい。アップダウンが激しいし、足元はぬかるんでいたり、木の根っこがあったり、不規則、不安定な階段があったりと多種多様。普通のランだと、きちんと舗装された道で段差もないから、多少疲れていてもオートパイロットで足を運べるけど、トレイルランの場合いつも足元に気を配っていないといつコケるか分からないので、結構気疲れがする。まあ、それも楽しみのうちです。

今回エントリーしたのは21キロレースで、場所はマンリーダムという、マンリービーチから少し内陸に入った貯水池の周辺を走るコースになっている。

ちなみにコースはこんな感じで、画面右端にあるのがマンリービーチの北側に連なるビーチ。
こうして衛星写真を見ると、走っている時こそほとんど人家や車を見ることもなく、全く人里離れたところを走っているようだったけど、コースを少し出ると住宅地に囲まれているというのが分かる。このエリアは国立公園にもなっているのでそのあたり、よく整備されているなあと感じた。このように自然がすぐ近くにあるのもシドニーのいいところですね。

当日は朝7時スタートなので、朝4時半に目覚ましをかけた。僕は車を持っていないので、シティまで行って5時過ぎのバスに乗り、会場に向かう。

マンリーダムに着くと、こんなきれいな朝焼けが見えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コクチョウものんびりと泳いでいた…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まわりにはトレイルランナーたちが集結していて、レース前のにぎやかなひととき。やはりトレイルランをするような人は健康そうなおみ足を持った人が多い。

このレース過去にも参加しているのだが、それは12キロだったので今回はその倍ほどの距離。自慢するわけじゃないが、普通の道なら21キロを走るのは僕にとっては楽勝…とまではいわないが、まず間違いなく走れる距離だ。

ただ今回はトレイル、勝手が違うし、当社比でいうと1.5倍、いや2倍ほど疲れるはずだ。とにかくあまり時間にはこだわらず、怪我をせずに完走することを目標とし、スタート地点に並ぶ。

最初の5キロほどは、12キロコースと同じなので何となくは覚えている。当方の作戦としては、階段などは急がず歩き、平坦なところは走ってタイムを稼ぐ、という方針。

 

(このようなイベントだと、カメラマンが要所で写真を撮っていて、後ほど購入することができる)

モデルがあれですが、こんな場所を走る。時々前後を走っているランナーがいなくなり、「あれ?この道でいいのかな?」と不安になるときもあるが、コースに沿ってピンク色のリボンが木の枝に結び付けられているので、それを探しつつ走れば大丈夫。

しばらく走ると21キロコースへと道を曲がる。この部分は「未知の領域」なので、どんなコースなのかは分からない。

最初の部分は、マウンテンバイク用に作られたトラックのようで、ヘアピンカーブの連続で、バンクのついたカーブもあったりする。ぐねぐねと走らされたので方向感覚がちょっとおかしくなったが、自転車でも走れるようなコースだから段差もあまりなく、走りやすかった。時々マウンテンバイカーがやってくるので気をつけなくてはいけないが、大体のバイカーは先に止まってこちらを通してくれた。こういう気遣いはありがたい。

そのエリアを抜けると、高台の眺めのいいところをしばらく走った。遠くには、あれはチャッツウッドかなあ…高層ビルが見える。絶景ではないの…と思うのだが、このへんでかなりへたばってきた。

うわ、まだ半分も行ってないのに!これはしんどいなあ、と思う。でもトレイルランをやると、だいたいこのように中間地点でげっそりすることが多いような気がする。

そして、またブッシュに入り、かなり長い階段を下る。下りがあるということは…ええ、もちろん上りがあるわけっすよ!

この上りはきつかった。他のランナーも息を切らせながらよじ登っていた。ただ、そこをひょいひょいと、「お先に失礼~」といって抜いていくツワモノもいて、すごいなあ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

途中こんな絶景ポイントがあった。いいかげん段々を登るのに飽きていたこともあったので、「写真でも撮らなきゃ、やってらんねーよ」とばかり、ちょっと立ち止まって写真を撮った。

ヨレヨレになって走っていると、、ひょっと普通の住宅地に出た。公園ではサッカーチームが試合をしていて、その横をトレイルランナーがはあはあ息をしながら走っているのは、ちょっと異様な光景だったのでは…。

しばらく普通の舗装された道を走ったが、今までさんざん不規則な道を走っていたのでかえって変な感じがした。

そして、先ほどの分岐点に戻った。ここからゴールまでは、あと5キロほどだ。この先は以前も走った12キロコースと同じなので気が楽になる。

でも、この5キロが長く感じるね、トレイルランだと。普通の道だと結構あっという間に走ってしまうのだけど。

あと少しだ~!と思ってラストスパートをかけたはずだったのだが、あとでタイムを見るとあまりペースが上がっていない…やはりへばっていたんだなあ。

マンリーダムがまた姿を現し、向こうの方でアナウンスメントの声が流れてくる。後もう少し(これを何回言っているのやら)。

ダムの上にかかっている橋を渡り、なんとかゴール!

いつもながら、ゴールの瞬間は達成感と、安堵感がごっちゃになって押し寄せる。

やれやれ、怪我せず完走できてよかった。

エイドステーションで果物を食べ、ベーコン&エッグサンドイッチの列に並ぶ。もう、この匂いがたまらないんですわ…ベーコンをじゅうじゅうと焼いている音…。

へばった身体にこれは美味かったなあ!

スタート前に撮ったのとほぼ同じ場所から。無事戻ってきました!

さて、タイムだが、いくら気にしないとはいえ、どんなだったかは気になる。帰宅してチェックしてみると、2時間36分5秒ということで、完走者のなかではだいたい真ん中くらいの順位だった。まあ初めての21キロランにしてはまずまずという感じかな?

気になっていた翌日以降の筋肉痛だが、それほどでもなかったのはうれしかった。年齢に負けず、それなりにランナーとして成長?しているのかもしれないと思うとそれもうれしい。

これからも長く走っていきたいものです!