新しいことを始めると、今まで目に見えなかった世界が見える。
今日話すことは、文字通り“目に見えない”世界。
オカルトとかスピリチュアルとかではなく、目が見えない人の世界のこと。
たまたま、とある出会いから、目の見えない人と一緒に走ることになった。
これは毎週のイベントで、続けているのだけれど、
ところで、
「あなたは目が見えない人達と時間を過ごしたことはあるだろうか?」
僕は初めてだった。
とても衝撃を受けた。
なぜか?
少ない時間だけど、目の見えない人と一緒に過ごし、話をしていると、「え、ほんとは見えてるんじゃない?」と感じることがよくある。
でもそれ以上に思ったこと。
僕たちは、目の前に景色のある、すべてが見える世界で生きている。
でも彼らは見えていない。
暗闇の中で生活しているようなものだ。
でも違う。
彼らの方が、目が見える僕たちより、もっと多くのものが見えていたという事実。
とても驚いた。
今まで当たり前のようにあり、何気なく見過ごしていたものがどれだけ多いことなのかを初めて知った。
公園を歩いていて、日陰にさしかかるとき、太陽の下に出る時、僕は何も感じないで歩いていた。
でも彼らはそれを感じ取れる。
ちょっとした空気の違い、天気の移り変わりなど、驚くほど“見えている”
僕たちがいつも見えているのに、気付いていないものを彼らは見えている。
物質的なものもしかり、人の”ココロ”とかもすごくよく見えている。
目の見えない人達と共に過ごしていると、目が見える僕たちが、普段いかに何も見えていないのかがよくわかる。
そして、全て満足に持ち合わせている僕よりも、彼らの方が元気で、生命力が強く、前向き。
想像できるかな? たぶん体験した人にしかわからないかも。
ある一人は、僕よりずっと年上。
でもメチャクチャ早く走る。
1時間ずっと走りっぱなし。
僕は走るのには慣れているけど、ついていくのがやっとだった。
普段誰もが歩いたり、走ったりしている道を走るんです。
でも彼は目が見えない。
信じられなかったです。
目の前が何も見えない状態で全速力で走ることができる?
僕はできない。なぜそんな芸当ができるのか意味不明。
彼には何が見えているのだろう?
あきらかに僕には見えていなくて、彼には見えているものがある(ような気がする、、、)
*そして翌日無理したかいがあって、僕は筋肉痛になった(笑)
正直、彼らとの体験は、僕にとっては得るものが大きすぎる。
そして毎週のように会いに行く。
すると自分の小ささに気づき、もっと頑張ろうと思える。
、、、
ずっと勉強尽くしの毎日だけど、たまにはこんな活動もしていたりします。
井の中の蛙を実感した出来事でした。
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