ある夏の終りの晩だった。
わたしはチャイナタウンの中にある、ある古びた建物の門をくぐった。
いつものように、周りのレストランからブレンドされた、様々な国籍の料理の匂いが空中に漂っている。
中庭にあるエレベーターを呼び、2階へと上がった。
エレベーターから足を踏み出し、廊下を斜めに横切り、この建物にはやや似つかわしくないオレンジ色のドアの前に立った。
住所と時間を確認し、扉をノックした。
「はい、例の印は?」と、女性の声が返ってきた。わたしは、あらかじめ定められていたある硬貨をポケットから出し、彼女に示した。
20セントコインの、カモノハシ側をきちんと相手に向けて。
「うん、時間通りね…」
ロックの解除される音が廊下に大げさなほど鳴り響き、私は店内に足を踏み入れた。
しばらく手持ち無沙汰にぼんやりとしていると、同じようなノックが繰り返された。どうやらお仲間がやってきたようだ。わたしは軽く目で挨拶を送った。
…男性3名、女性2名がそろったところで、店主の女性が軽く手を鳴らせた。
「じゃあ、始めますか~!」
えと、ハードボイルドチックな書き出しをしようと努力したひで蔵です。
先日、このカモノハシメンバーが初めて一同に介しまして、懇親会?結成会?決起総会?飲み会?みたいなのをいたしました。
3名からスタートしたこの共同ブログですが、その後多彩かつ強力なメンバーが2名参加し、5名がそれぞれの持ち味を生かして決まった日に書いております。
初対面、または会ったことはあるけれどもきちんと話したことはないというメンバーもいたので、早めに顔合わせしたほうがいいね…ということは言っていたのですが、なかなか皆さん多忙なのでなかなか実現せずに至っていたわけですが、ついに!
持ち寄りのワインや食べ物を楽しみながら、自分のこと、これからこのブログをどのようにやっていこうか?なんてことをテーマにして話していたら、あっという間に時間が経ってしまいました。
え?話した内容?
それは企業秘密ってことで…。
それにしてもこのメンバーを見渡すと、みなストロングポイントがばらばらで、多彩で面白いな!と改めて感じた。別に卑下するわけではないが、それに比べるとわたしの特長ってなんだろう?どうやってここに「ひと味」を付けることができるのかな?という事を考えるいい機会にもなりました。
あ、ちなみに目標は、週7日誰かが担当日を持つ…ということなので、あと2名絶賛募集中です!