そうだ、今のうちに日本の免許を取得しておこう。
そう思い、免許の申請をすることにした。
ラッキーなことにオーストラリアの免許証は筆記、実地試験なしに日本の免許への書き換えができる。
ところが結構面倒くさい。
申請に必要な物
1オーストラリアの免許証
2 免許証の日本語翻訳 *
3 driving record **
4 住民票または一時帰国証明書
5 パスポート
6 オーストラリアに3ヶ月以上滞在していたことの証明 ***
面倒臭い理由1
* 大使館、またはJAFで手配しなければならない。大使館は業務によって窓口で対応しないことを知っていたので、確実なJAFにしたのだけれど、場所が浜松町と少し遠め。(カラーコピーを千葉の事務所に郵送可。) 申請後、簡易書留で送付。1週間かかると言われたけれど翌日に交付。翻訳料金は3500円
面倒臭い理由2
** オーストラリアの免許証には発行日の記載がないため運転の履歴にならないということで、service NSW オンラインで申請。これには最初に免許を取得した日付、交通違反履歴などが記載。即発行。$22
面倒臭い理由3
*** タックスリターンやutility billなどの提示。これと3で、免許書き換え時の免許の有効期限を決める参考になるらしい。短いと一年しか公布されず、運転歴が長いことが証明されると3年が公布。
しかし…これらの書類を印刷して持って来いというからビックリ。
実家にプリンターがないんだよね…。
コンビニで印刷しようと思うんだけど、USBメモリがどこで買えるんだか…。
面倒臭い理由4
最初に問い合わせの電話をした際に、鮫洲のオフィスにつながったらしいんだけど、とにかく毎日超絶混んでいるという。
遅くなると、その日のうちに公布されず改めて出向かなければならないから朝早く来た方が良いと言われた。
ちなみに鮫洲と調布はそんな状態なので江東区がおすすめだそう。
というわけで、海外の免許証を日本の免許証に書き換えする場合、最短でも数日はかかる。
こんなにもテクノロジーが発達した日本でなぜ…?
多分、日本はプロテクションがすごいんだよね。
それと、全ての人に対して対応をしないとならないという発想かな。デジタルの苦手な人も全て対応するという…。
オーストラリアはスピーディーにじゃんじゃん変えてしまう。
「myGov」で税務署、Super Annuation、センターリンク、メディケアなどがリンク、「Service NSW」では車両や免許、釣りのライセンスまでオンラインで対応している。
オンラインでビザ、市民権の申請までできてしまう。(市民権は申請していないけど)
着いていけない人のことはお構いなしで便利さを優先させるのかな。
あるいは、変えたら変わったなりにみんな文句を言わずに着いて来るのか。
移民の血がそうさせているのかも…。
日本が変化を嫌うのはどこかからやって来た移民ではないからかもしれない。
そこに根を下ろし、じっくり生きるという、農耕民族の気質なのかな。
どちらがいいかと言えば、どちらの良さもあるのだと思う。
免許取得についての電話対応は、必要以上にとても親切だった。
ものすごく混んでいて時間がかかるから…と聞いた時に、「電話でこんなに丁寧に対応している場合じゃないんでは?」と思ったほど。
ある意味外人の私にはそういう丁寧さや優しさは本当にありがたい。
今日はオチがない、ダラダラした内容だけれど、要するに、
オーストラリアはスピーディーに変化する。それは移民の血。
日本は保守的な農耕民族の血。
なのかな、と思い、私はどちらもハーフハーフでいいとこ取りで行きたいな、と思ったということでした。