ブンガク賞をもらったのだ

 

どうも、ひで蔵です。

…またの名を、雪ヶ谷梨男

そう、この雪ヶ谷某が、このブログ仲間のとみんごさんが発起した文学賞の最優秀賞を頂いてしまったのだ。

(ここで言葉を大にして言っておきたいのですが、選考にあたっては「友だち割引」は皆無でした!)

…もちろん、芥X 賞や直Ο賞、はたまたノーベ€文学賞ではないけど、ぶ、文学賞でっせ!

ワタクシがどんなハナシを書いたかということについては、とみんごさんのお店で冊子を買っていただくとして(個人的には他の方の作品のほうが好きですし)、ここではウラ話を書いてみよう。「誕生秘話」ってやつだな(おおげさ)。

 

ペンネームについて

SNSとかも本名でやっているので別にペンネームを使わなくてもよかったのだが、まあ、ペンネームって格好よさげじゃないっすか。

「せっかく文学賞に応募するんだから、ちょっと文豪っぽい名前でもひねり出そうかな」と。

で、なんでこんな名前にしたかというと、

今回の文学賞のテーマがシドニーだったので、それにちなんだペンネームがいいかな、と思ったわけだが、

シドニーって中国語で書くと、雪梨なんだよね(中華圏は広いので別の漢字を当てる場合もあるけど、チャイナタウンを歩いていると、この中国語の看板にこの漢字を見ることがある)。この漢字をベースにしてペンネームを捻出した。

あと、全然関係ないけど私の両親が結婚して最初に住んだボロアパートが東京の雪ヶ谷だったそうなので(私が産まれる前だけど)、それをリスペクトして…という親孝行もしました(オカンは喜んでた)。

 

テーマ

さて、シドニーがテーマっていうと、あなたは何を書きますか?

やはりオペラハウス、ビーチ、青い空、オーストラリア特有の動植物…という題材を取り上げるヒトが多いだろうな、と予想した。私もそういう方向か、趣味のランニングを題材とした作品を書こうかと思ったのだが、

「いや、ここはウケ狙いでいこう」

と方針転換をした。そして私の好きな食べ物をテーマにして、なかば強引にシドニーに結びつけた作品をひねり出したわけ。

そして文体は、仮にも大学では歴史を専攻していたし、司馬遼太郎の本はほぼ読み漁ったクチなので、ナントカ興亡史みたいな大げさな題名のもと歴史小説風にして、でも内容は清水義範をちょっと意識したパスティーシュスタイルで書いてみた。

結果について

自分でいうのも何だけど、着眼点はわりあいオリジナルで「オレって頭いいじゃん」と思ったし、書いた後はちょっと寝かせ、その後に何回も読んで推敲をした。

なので佳作くらいには入って欲しいな、と思っていたのだが、なにせ内容がフザケたものだったのでまさか最優秀賞を頂けるとは思っていなかったなあ…。

こんな機会を与えてくれたとみんごさん、関係者の皆様には感謝の念でいっぱいです。

 

来年もやるみたいっすよ!

そして皆様にお願いです。

来年もこの文学賞がありますから、ふるって応募してください!匿名で提出すれば恥ずかしくないでしょ?

 

そして最後に真面目な話をすると、自分が考えていることを文章にするのっていろんなメリットがあるから、普段あまり書くということをしていない人でもこの機会にチャレンジしてみるのもいいと思います。

そのメリットについては次回にでも書こうかなあ(来週へのネタ供給)…。