カモノハシ料理、悪くない選択だ。

2020年コロナ第二波がシドニーにも訪れ、世界滅亡が近づいてきた頃(ウソ)、

僕はカモノハシ料理に挑戦しようと意気込んでいた。

でも、

 

「なぜカモノハシなのか?」

 

それはオーストラリアに唯一生息する貴重な生物だからです。

 

そして、このブログの名前も

 

『Sydney Platypus シドニーカモノハシ(直訳)』

 

 

なぜそんなネーミングなのかは、別の誰かが話すとして、

(*このブログは、それぞれのカテゴリーの専門家が曜日別に記事を投稿します)

 

僕は料理系担当なので、カモノハシ料理の話をしようと思います。

 

「別に食べたいわけでも興味があるわけでもない」

 

ただ、カモノハシと食をコラボさせたテーマで、このブログを始めることが決まっただけなんです。

 

 

 

◆まずは「カモノハシ」「料理」でググる

全く知識の無い僕は、最初にカモノハシはどんな生き物だったかを確認するためにカモノハシの画像をネットで見てみた。

 

思っていた通りの姿カタチで安心した。

見にくいけど、たぶんこれ↓

 

日本人にもよく知られているであろうカモノハシだけど、実は日本には生息していなくて、オーストラリアだけっぽい。

日本の動物園にもどこにもいないらしい。

 

なのに、明確にカモノハシの愛くるしい顔や形、動作までも想像できるのは不思議だった。

 

なぜなら、実物を見たことがないからだ。

 

なぜ、こんなに鮮明に覚えているのかというと、全く記憶は無いが、テレビで見たとしか言いようがない。

 

そんなテレビでしか見たことのない生物を今から殺して食べてみようと企画しているのだから、

ホント料理人は食への探求心が深いと、しみじみ思う。

 

そして、カモノハシの調理法を全く何も思い浮かばない幼稚な脳みその僕は、

猿でもできるような検索方法で、ネットで

 

「カモノハシ」「料理」

とタイプしてググった(ググる=Googleで調べる事)

 

 

◆そこには意外な検索結果が!?

調べるまでもなく、無意識に感じていたが、

カモノハシの料理なんてこの世に存在しないし、だれも食べたことがないと思う。

 

だから、「カモノハシ」「料理」の検索で出てくるはずないと思っていた。

 

 

 

、、、が、

 

みごとに裏切られた。

 

なんとでてきましたよ。

 

カモノハシのレシピ!(^^)!

 

しかも検索のトップに出てくる!!!

かなりの衝撃と共に、ものすごい興味をそそられた。

 

日本語でググったのでクックパッドでカモノハシレシピが出てきたんですが、

 

「カモノハシ料理って一般家庭に浸透するまでに知名度が高かったのか?」

と、いささか驚きを隠せない。

 

 

と同時に、、、日本人怖い( ゚Д゚)

 

 

「だってカモノハシって日本にいないんでしょ、なんで日本人が料理してんだよ、、、」

 

とワクワクしながらクリックする。

 

 

 

、、、と、、、

 

 

まあ、また見事に裏切られた。

 

 

いや、正確に言うと、半分頭の片隅ではわかっていたはずなんです。

 

 

でも料理人としての興味が勝って、どんな味で調理をするのかが知りたくてドキドキしていたけど、

 

 

 

「やっぱりそうやん、、、」

 

 

、、、、、 

 

【カモノハシのキャラ弁】だった、、、(´;ω;`)

 

 

「だったら、“レシピ”って書くなよ、、、(怒)」

 

 

 

半分ブチ切れながら、、でも一応レシピ全部見る。(見るんかいっ)

 

 

 

「うん、なんか変、、、」

 

みんなが作ったキャラ弁をよくよく見ると、アニメ感が半端ない。

 

 

なぜか?

 

 

僕は知らなかったが、なんかディズニーのキャラクターにカモノハシがいるらしい。

(そんなキャラを調べる気力は僕にはない)

 

 

「なるほど、これだけカモノハシが有名なのは、ディズニーの仕業か。」

 

 

はい、ちゃんちゃん♪

 

 

以上でカモノハシのキャラ弁に興味は無くなったのですが、 

これで締めるのも、あまりにもつまらない。

なので、つまらないついでに、

 

◆カモノハシ料理(妄想編)

以下、簡単に料理人視点での“想像”でのカモノハシ料理に付いて考察しようと思います。

 

 

僕がまず興味を示したのは、卵を産む動物だということです。(哺乳類なのに)

 

つまり、卵料理が一つ考えられる。

鶏卵のようにちゃんと白身と黄身に分かれているようであれば、何かしらの卵料理ができるし、

 

万が一、産み立てでも物体(赤ちゃん)の状態で卵の中に入っているのであれば、蒸したりして、中華風に味付け、もしくは炒めるか、、、(こうなるとゲテモノ料理の部類に入るかな、、、)

 

またカモノハシの肉自体、鴨(カモ)にかけて、見立てるとして、似たような味として調理するのもいいかもしれない。

 

野生のはずなので、臭みがあるはずなので、香草と一緒に焼くのがいいのではないかと思う。

低温調理で70度で1時間ほどオイルコンフィなどしたら、柔らかく食べられるカモしれない。

 

そしてそれよりも、世界4珍味になるかもしれない素材の一つが、カモノハシの口である。(勝手な予想)

 

実は調べるところ、カモノハシの唇は、見た目固そうだが柔らかいらしい。

勝手な想像だが、シャークフィンを連想させる食感かな?

 

となると、カモノハシの口はゼラチン質が高く、スープに持ってこいの食材な気がする。

コラーゲンもたっぷりで美容効果も抜群!、、、かもしれない。

となるとスッポンに近い栄養価だと予想される。

 

カモ(鴨)は肉だけでなく卵も食べることができ、そしてもう一つ、カモの肝臓はフォアグラで世界3大珍味。

 

なので、やはりカモノハシも、肉と卵。

そして“口ばし”は世界4大珍味として認定されるべき、食すべき素材かもしれない。

 

という妄想をしているうちに、私の中では、

「カモノハシがカモ(鴨)レベルまで繁殖してきたら、いつかは挑戦したい」

と思わせる食材の上位に組み込んできたのでした。

 

 

ただ、足には毒があるらしいので、もし作ったとしても、まずは誰かに毒味させよう。

その時は、このブログ(Sydney Platypus)記事の担当者たちの誰かがその犠牲になると思う、、、(笑)