四半世紀!

こんにちは、曇り空で雨も降り始めたシドニーから、ひで蔵です。

 

いやあ~、四半世紀経ってしまったんですよ。

「ナニが?」と思われるでしょうが、え~と、実はワタクシ、昨日の6月18日にオーストラリアはシドニー空港に降り立ったんすね…25年前に。

に、にじゅうごねんまえ!うわ、大昔だな。1996年、前世紀のことっすよ。

今ざっと思いつく限りで列挙すると、

  • ウィンドウズ95がデビューした。それ以前は、DOSというシステムだったような…(違いがよくわからん)。ワープロ専用機もまだ全盛だったなあ。
  • CDがまだ主流で、カセットテープもそれなりに出回っていた。DVDなんてあったっけ?レーザーディスク…。ゆーちゅーぶ?それってDIY用品ですか?
  • 電車の切符は紙だった。さすがに自動改札機はあったけど、郊外の駅にはそれすらもなかった。あと、駅に置いてある、次の電車の案内板(?)が手動式だった!
  • ハーバーブリッジに料金所があり、有人ブースもあった。

…まあそんな昔話を始めたらきりないけどさ、

「オーストラリア、不便だ~!」と言っている最近の若いもんには、「オラが来た頃はなあ…」と説教したくなる。

ああ、こんなことを書いているとジジイの始まりだ!

 

で、昨日に話を戻し、たまたま仕事が休みだったので、ナニをしようかな、と。

 

ワタクシのラン友、いやランニングのパイセンは、誕生日に自分の年齢分のキロ数を走る。

…その人、もう50過ぎてるんだけどさあ。

ワタクシはそんな事できないが(そこまでマゾではない)、滞在年数の距離なら走れるじゃん!と思い、友達にもけしかけられたので走ってきましたよ、25キロ。

 

幸いお天気も絶好調に素晴らしく、まさに空はシドニースカイブルー。気持ちよく25キロ走ってきました。

(ということは、来年は26キロ走ることになるのだろうか…。)

走りながら思ったことは、

まさか25年も居ることになるとは思わなかったなあ~。もともと海外で生活してみたい、という欲求はあったし、いまいち日本社会で暮らしていることに窮屈な思いをしていたので、あわよくば、という思いは、正直少しはあった。

でも、仕事が見つかるかどうか、就労ビザや永住権といった課題もあったし、そもそもなんでオーストラリアに来たかというと、大した理由もなかったなあ…以前に来たこともなかったしね。条件が合えば英語圏の別の国に行っていた可能性だってあった。

いざこちらに来てからの自分の行動、決断が少しでも違っていたら、ここにはいなかったかもしれない。日本に帰ってそれなりに充実した生活をしていたかもしれないが、それはすべて仮定の話だから、考えても詮無いことだ。

もう一つ思ったことは、いやあ、25キロもしれっと走れるようになるとは思わなかった!だって、25キロって結構な距離っすよ?

だいたい運動嫌いで、体育の成績もひどかったこの自分が、フルマラソンとか走って、しかも意外と速く走れちゃったりしているというのは、どういうことなんだ?と今でも不思議だ。これだって、シドニーというランニングに好適な気候や環境の街にたまたまランディングしたからという要素はあると思う。例えば同じオーストラリアでも、もっと寒かったり暑かったりする街に住んでたら、ここまで走るようにはならなかったかもしれないからね。

 

で、家に帰ってネットを見ていると、なんと6月18日って、海外移住の日なんだって!

もちろんそんなことを知らずにたまたまこの日にオーストラリアに来たんだけど、これも運命だったのかなあ…と思った日でした。

このままいくと、死ぬまでこの地にいそうだが、果たしていつまで滞在年数ランをできるんだろうね。