朝の公園

こんにちは、朝ラン行ってきたひで蔵です。

でも、ちょっと見てくれよ、この朝の雲。

 

朝の公園

早起きした甲斐があったわ。

…書くネタがないので、今回はシドニーのホテル業界の現在についてダラダラ書きます。興味がある人がいるかどうかは知らんけど。

一言でいえば、「なんとかなっている」です。

(ま、世の中のほとんどの事は「なんとかなっている」のかもしれないけど…}

昨年の今ごろは、いや~、どうなることやらと思っていた。

だって、旅行客がいないというか、旅行ができない状況だったからね。

オーストラリアの場合、政府が国境閉めたし、州をまたいでの旅行だってご法度。江戸時代かよ!みたいな状況だった。

「宿屋」であるホテルにとってはもう手も足も出ない状態で、まあオレも休職ーリストラとなったし…

それから1年たった今、正直もっと状態は悪くなっているかと予想していたけど、意外と健闘している。

まだ国際旅行はほぼ出来ないので、国内旅行者に頼っているのだが、それでもホテル、それなりに埋まっている。

みんな、旅行行きたいんだね~。今考えてみると、オーストラリア人は国内旅行よりも海外旅行に走るケースが多かったと思う。値段的にも、高い国内旅行をする値段で、例えばバリ島やタイに行けばもっと豪華なホテルに泊まれたりするし、買い物だって…。

それができない今、みな「じゃあ国内旅行するか~」となるわけです。こないだも、50代のオージーカップルと話をしていたら、人生初のウルル(エアーズ・ロック)旅行に行くと言っていた。

「え?今まで行ったことなかったの?」という驚きもあったけど、こういうオージーも多いだろうから、国内旅行の需要はしばらく続くと思う。

また、国内旅行をする時間はないけど、都会のシティホテルに泊まって、ロマンチックな週末を…なんて考えるカップルなども多く、シドニーのホテルは土曜日はかなり忙しい。

また、ビジネス旅行客も増えてきている。オーストラリアの場合、リモートワークやオンラインミーティングが昨年から非常に発展したので(必要に迫られてだけど)、いわゆる出張などはかなり減るかなあ、と思っていた。

もちろん以前と比較すると減ってはいるのだろうが、まあゼロにはならないだろうし、正直多くの人がZoom疲れしているんじゃないかなあ。

というわけで、ウチのホテルにもスーツを着たビジネス客が結構戻ってきている。しばらく前まではこういう客層がほぼゼロだったので、平日のホテルは閑古鳥が鳴いていたのだが、これで一週間を通じてそれなりにお客がホテルを埋めてくれる。

それでも、以前と比べるとまだ空いているし、室料だって以前よりは低くなっていると思うけど、まあそれでもそれなりの利益をあげられる程には回復していると思う。

スタッフも、去年あたりはたくさんリストラされたけど(私含む)、以前のホテルに呼び戻されたり、別のホテルに職を得た人が多い。かえって今は、以前たくさんいたワーキングホリデーや、学生がとても減っているので人手不足になっているくらいで…。

次なる課題は会議や宴会のエリアでしょうね…。以前は大きなホテルはこれで収益を上げていたのだが、何百人もを集めての会議や宴会というのは規制もあるし、参加するのに気が進まない人も多いだろうから、まだちょっと先が長いかなあ、と思う。それでも、うまく行けば徐々にこの需要もふえていくのでは、と思う。

まあ他にもいろいろな要因はあると思うが、全体的に皆ホッとしている、という状況で、あとは海外からの旅行客が増えれば…というところだと思う。

こうしてみると、人って群れたがりなんだなあ~、どこか別の場所に行きたがるんだよな~、ということが分かるような。

というわけで、今日もこれから仕事行ってきます!