夜勤はつらいぜ

どうも、ひで蔵です。

今週はずっとキャンベラに行っておりました。

今度勤めるホテルのオープンが遅れているので、キャンベラにある同系列のホテルでトレーニングをしていたんですが…

今回の一番の課題は、夜勤シフト!

 

…みなさん、夜勤ってやったことあります?この業界、しかもフロントラインで20年以上働いているワタクシですが、実は夜勤をしたことは2、3回ほどだけ。これ、結構ラッキーです。

ホテルは基本年中無休なわけですから、普通の人が寝ているときも誰かが働いています。オーストラリアの場合、夜勤は夜の11時から翌朝7時までのシフトが多いですね。

英語だとovernight shift ですが、自虐的にgraveyard shiftということも多いです。

「墓守シフト」かよ!

今度の仕事は専属の夜勤なので仕事の内容も今までとは全く違うのですが、一番大変そうなのが身体の調子を整えること。

もういい年をしたおっさんが今までとガラリと違う時間帯に働くわけですから、心配です。なので色んな人に、

「ねえねえ、夜勤する時はいつ寝てる?いいアドバイスはある?」

と聞きまくっていました。

…でも、回答は人によってまちまちで、「これが決定版!」というのはなかったです。ただみな口を揃えて言うのが、

「あんまり長くやるもんじゃないよ~、健康に悪いし、絶対太るよ!」

だって。そりゃそうだけどさ、そんな贅沢を言える状況にないからね~、今のホテル業界は。

と、色々言われてナーバスになったせいか、最初の日はホント死ぬかと思いました…。

シフトが始まる直前になってどういうわけか身体のバランスがぐちゃぐちゃになってしまい、冷や汗は出るし、気持ちは悪くなるし…。

「うわ、トレーニング始まる前から終わってるわ。」

よっぽど病欠を取ろうかと思いましたが、いきなりそれはカッコ悪すぎる!

ここで日本人のお家芸である痩せ我慢(いや、この時は文字通りやせ我慢だったなあ…)をまんべんなく発揮し、なんとか耐えつつ仕事をするフリを続けていると、じょじょに身体も落ち着いてきて、無事にシフトを完了することができました。やはり慣れないことをすると身体は正直ですね。

…でも、午前7時がこれほど待ち遠しかったことはなかった!引き継ぎを終えるやいなや部屋に戻ってぶっ倒れましたよ。トレーニング中はホテルの部屋に泊まっていたから通勤時間が実質ゼロでホント助かった。

幸いにして翌日はそういった乱調はなく、無事に第一週を終えることができました。自分の睡眠パターンはどうやら分かってきたので、これを続ければなんとかなりそうです。

それにしても、自分がそうだから言うわけじゃないけど、夜勤をしてる人ってエラい!特に、医療関係で夜勤をしている人…看護師、医者、救急スタッフなど…には尊敬しかありません。だって、ワタクシの夜勤は眠くて多少ヘマをしてもなんとかなるが、この人達は人命を預かっているわけでしょ?

世の中が色々便利になったおかげで夜勤をしなくてはいけない人が出てきたわけだけど、こういった人々がいるおかげで私達はモダン・ライフを享受しているわけだから、そこはきちんとリスペクトをしないといけないなあ、と思いました。普段気づかないぶんそれだけに。

あ、あとは夜勤をしているとお酒を飲む機会が減ります。アフターワークの一杯!と思っても、外は朝日がさんさんと差していますからね。そして、朝っぱらから飲むようになったら人生終わってしまうので、それだけは避けたい、と決意をしております。